
加齢によるお肌を、何とか少しでも若返らせたい。
美しい肌でいられるためには、どんな方法があるのか?誰もが考えることですよね。
くすみ・シミに効果がある美白化粧品を使ったり、シワに良い新しい製品が出れば試してみる…そんなケアに目が行きがちな私たち。
でも…実は、化粧品はお肌表面のケアに過ぎません。
美肌に導くため、もっとも重要な基本事項について解説してまいります。
美しいお肌へ導くセルフケアの基本
美しいお肌へ導くセルフケアの基本は、食べる・動く・寝るこの3つが大切です。なぜなら、お肌は、健康な身体から作られるからです。
お肌は寝ている間に作られます。
起きている間は、血液のほとんどが脳に集中するため、お肌には栄養が行き渡りません。
寝ることで、体の各所に血液が流れはじめ、お肌にも栄養が行き渡ります。
血液はタンパク質などの栄養成分・免疫を高める機能・体温調節など大切な役割があり、お肌に血液が行き渡ることで、美肌が作られるのです。
健やかなお肌を作る真皮層には太い血管はないため、毛細血管がお肌に栄養成分を届けています。
そのためには健康でなければ美肌にはなれません。
栄養バランスの整った食事
美肌のための食事というと、ビタミンを意識したサラダなど野菜中心の食事を考えがちです。
しかし、栄養素は残念なことに単独では作用できません。
色々な栄養素をバランスよくとることで、それが体の中で満たされることにより、効果が現れます。肌に良いと言われる栄養素はいろいろあります。
しかし、特定な栄養素ばかりをたくさんとったからと言って美肌にはなれないのです。
適度な運動
仕事などで一日中の大半座りっぱなしで過ごす方も多いのではないでしょうか?
運動不足が体へ招く影響は、血行が悪くなることによる、肩こり・腰痛・むくみ・冷えなどです。
血行不良がお肌に与える影響は、くすみ・クマなどですが、栄養成分がお肌に届きにくくなり、結果として肌の老化につながります。
運動と聞くと、道具を使ったり、ジムを連想するかもしれませんが、仕事の合間に首を回したり、腕を上げたり、足を動かしたりと、手軽にできることもあります。
また、家事などでも少し筋肉を意識してすることで軽い運動になります。
もっとも最適な運動としてはウォーキングです。
一日20分くらいのウォーキングで充分ですので、週に2〜3回程度、ウォーキングをすることで血行が良くなり美肌への近道となります。
ただし、過度な運動は、活性酸素を増やしてしまいます。結果的に老化肌を招いてしまいますのでやりすぎは禁物。
息切れしない程度の適度な運動が大切になります。
十分な睡眠
美しい肌には欠かせない、お肌の生まれ変わり・皮膚の再生活動を活発にする成長ホルモン。
成長ホルモンは、深い眠り(ノンレム睡眠)の状態で分泌されます。
眠りが浅ければ、分泌する成長ホルモンが不足し、お肌の生まれ変わりが促進されません。
質が良い睡眠とお肌は、深く関係しています。眠り始めの約3時間のうちに成分ホルモンの分泌が盛んになるといわれています。
お肌の再生や修復には、最低でも6時間くらいは、かかるといわれていますので、6時間をきってしまうと、肌荒れをおこしやすくなります。
良質な睡眠を取るためには、寝る環境を整えることが大切です。
寝る直前までパソコンを見ていたりスマホを見ていたりすると脳が活性化して深い睡眠に入りずらくなってしまいます。
寝る1時間前くらいから寝室を暗めにすることで、睡眠の準備ができ、良質な睡眠に必要なメラトニンというホルモンが分泌されます。
美肌に大敵のストレス
ストレスはあらゆる肌トラブルの原因です。
心(不安・悩み・怒り・悲しみ・・・)ばかりではなく、体調が優れない・ケガ・気温の変化や騒音など、あらゆる物がストレスになります。
お肌はストレスにとても敏感に反応します。
外部からのストレスの場合はスキンケアなどでケアできますが、精神的なストレスには無防備です。
ストレスには自律神経が深く関係しています。
自律神経には、交感神経(緊張モードの神経)と、副交感神経(リラックスモードの神経)があります。
副交感神経(リラックスモードの神経)を優位にすることが、ストレス解消そして美肌につながります。一番手軽で簡単な方法は深呼吸です。
また、お風呂に入ったり、軽いウォーキングやヨガなども効果的です。
良質な睡眠をとることは、ストレス解消にとても効果的な方法です。
お酒に頼って嫌なことを忘れようとする方法は逆に嫌なことが脳にインプットされてしまうと、ある専門家の方が言っていましたので、お酒でストレスを解消したい場合は深酒も禁物。
健康あっての肌セルフケア効果
このように美肌に必要なのは、まず健康が第一。
『食べる・動く・寝る』日々の心がけは、お肌のケアの効果をより大きくします。
同時に、以下の2つのお手入れを行えば、少しでも美しい肌が手に入るでしょう。
- 良質な美容成分配合の化粧品を使った肌表面のセルフケア
- フェイシャルエステでのお肌深層部のケア